上を向いて走ろう!
涙がこぼれないように… 今日も走り続ける、僕の人生走行記。
モネの魅力
先日モネ展に行ったと書いたが、
色々勉強になった。
モネについてはこちらを参照して下さい。
http://www2.plala.or.jp/Donna/monet.htm

この展覧会では、世界中から集められた彼の絵が、
100点あまり展示されていた。
そして、時代別・テーマ別に並べられていたので、
非常にその作風の移り変わりがわかって面白かった。

初期の作品から通して、
彼は光と色彩をテーマにした画家だった。
ところが、その当時戸外の風景を描くという習慣はまだなく、
展覧会では批判を浴び、相当な苦労をしたらしい。
それでも、風景を描き続けたモネ。
その情熱が次第に周りに受け入れられ、
印象派の巨匠と言われるまでになったのであろう。

その背景を知り、
僕にそこまでできるか?
って考えてしまった。
結論を言うと、今はまだできない。ただまずは、
そこまで信じて一生を賭けることができる何かを、
見つけることが重要である。
そういうものには、一生のうちで必ず一つは見つかるはずだ。
あなた自身の、そして自分自身のライフワークといえるもの…
そのためには、日々の生活を感謝の気持ちを持って、
アンテナを精一杯広げて、自分のキャパシティーを
最大限生かしていけるように生きていく。
それだけであるって気がついた。

あいかわらず、絵だけでなく脱線ばかりする僕。
それはいいとして、
そんな時代背景も考慮して一枚の絵に面してみると、
また別のメッセージが聞こえてきそうな気がする。
こういう見方をしながら絵を見ているとき、
いつも心の中からは、
「絵ってものは、考えてみるものではない。
 もっと心を無にして感じるんだ!」
って声が聞こえるんだけどね。
そういう声がしたときは、ただ見るようにするんだが…
難しい。
何かを学び取りたい、学び取りたい、
と貪欲になるにつれて、
作者からのメッセージが
どんどん遠のいていくような気がしてね…

ただそんな中でね。
ふっと思ったことがあるんです。
またt軸だけどね。
彼が吹き込んだその絵がある。
そしてそれは彼の目を通して描かれた。
その目は、
1900年前後の社会を背景とした目であり、
彼の育った環境に即した目であり、
フランスという国の側面を持った目であり、
モネの目なのである。
そしてその絵を、
2000年に社会を背景とした、
日本という国の環境で育った、
僕の目で見ている。
その見方に正解などない。どう解釈しようと自由だ。
それでこそ芸術だ。そんなことに気がついたわけだ。
人間の視覚って何なのだろうか?
人間の五感って何なのだろうか?

初期の絵は、とにかく見たままに書こうと努力している。
とてもきれいな絵だ。
ただ、どんどんテーマは変わらずとも、
作品の雰囲気は変わってくる。
光を描くために、水面を多用するようになる。

そして、当時流行したジャポニズム
(フランスで万博があったときに、
 日本の浮世絵等が非常に流行ったみたいだ。)
の影響を多大に受け、
あえて見えるままに描かない手法を取りはじめた。
日本の水墨画を見ればわかるが、
背景は必要最小限のものしか描かない。
しかし描かないことによって、
見えてくるものがあるわけだ。
それを彼は描きたかったわけだ。

この常識を破るってのが、
やはり巨匠にしかできないことなのだ。
今の人間が当時のことを踏まえると、
色々いうことができるが、
その現状でその場に見合ったフロンティアを
開拓していくってのは、本当に難しいことだ。
それは我々にも言えることなんだけどね。

そんな彼は、次第に一つの場所の移り変わりに
興味を持ち始め、連作を描き始めた。
この気持ち僕もわかる。
この前尾瀬に行ったときに痛切に感じたのだが、
その瞬間僕が見た景色ってのは、
もう二度と見ることができないものなのだ。
その瞬間に立ち会えたってのは、
どんなにうれしいことなんだろうってね。
そして、こういう感情ってのは、
ふと振り返ったときに感じるものなのだ。
大切なものを失ったときに初めて感じるものなのだ。

自分自身、こんなことを書きながら、
かなりハイペースで現世の中に
巻き込まれてしまっている気がする。
まあもともとの行動が1.2倍速くらい早いってのは、
メリットもあるしデメリットもあるが、
それは自分の個性としてとっておいていいとしても、
もっと「味わう」ってことを学ばなきゃなって思っている。

話を元に戻すと、モネは
霧や煙や蒸気、水、空気、光などの
描くのにもっとも困難な要素を描き始めた。
科学者は、自然を理性と論理と数学で捉えようとする。
モネは、自然を感覚としてとらえようとした。
どちらも終わりなき道。
でも、その最先端を真剣に開拓している人は、
やはり美しいと思う。
そのメッセージがこめられた絵ってものには、
やはり感動させられる。

そして彼の集大成は、「睡蓮」
今までの人生全ての要素を含め、
失明寸前になってまでも描き続けた。
この日の絵の中で、個人的には一番感動した。
少し抽象的な要素も含まれていて、
僕の頭には理解することはできなかったが、
とにかく良かった。

最後になるが、
子供も抽象画を描く。
感じたことをありのままに表現する。
こういう目を持っているってのはすばらしいことだ。
僕もそういう時代があったはずなのだが、
いつからただきれいな絵を
常識的な絵を描くようになってしまったのだろうか?
そして絵自身を描かなくなってしまったのだろうか?
ただ、その中で大人になっても、
この「ありのまま」を求める人がいる。
どこに感を受けるのか?
そういうテーマを定めて、
いろいろな面からアプローチしていく。
その現時点で描けるものが、
現時点での自分の見る目であることは確かなわけだ。
そんな自分を信じることができる
大人ってのは、意外と少ない。

自分なんかその対極にいる。
ただ、そういう生き方にあこがれるわけだ。
ただの子供ではない、
子供心を持った、真の意味での大人の生き方にね。
とにかく色々学ばせてもらった。
みなさんも時間があったら行ってみて下さい。
平日の夜が空いているみたいです(笑)
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Author:タム
こんにちは。
大学4年生になりました。
タムです。
今年も、
終点なき道を走り続ける予定…
寄り道ばっかだけどね。
そんな僕ですが、
優しく見守っていただけたらと
思います。
コメントとかもどしどし
寄せて下さい。
よろしくお願いします!!



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