上を向いて走ろう!
涙がこぼれないように… 今日も走り続ける、僕の人生走行記。
太陽の塔
ブックレビュー第二弾

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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友達に薦められたのだが、
本当に面白くて、すぐ読んでしまった。
舞台は何気ない普段の大学生活なのだが、
カップルで来たのに観覧車に一人ずつ乗ろうとしたら、
帰りにはもう相手がいなかったとか、
敵にゴキブリキューブをプレゼントしたとか、
途方もないことがページに一つは書いてある。
このギャグセンス、そしてインテリチックでまわりくどい話し方、
個人的に大好きです。
ついていけない人はついていけないだろうけど…

モテない男ども!
今すぐ買いに行け!!
勇気をもらえる。
そして普段関わりのない男どもの生態を知りたい女性の方たちへ、
読むことをおすすめします(笑)

残念ながら自分はこの主人公のレベルにまで達していませんし、
こんなストーカー行為は決してしませんが、
最後まで読み進めると、
主人公の妄想の世界がエスカレートするだけでなく、
表題を何故太陽の塔にしたのかわかるようなわからないような、
グダグダな大学生活からいつのまにか
恋愛小説っぽく完成しているという
何とも不思議な読後感だった。

 何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
 そして、まあ、おそらく私も間違っている。

それが結論だとしても、
何が正しいのかなんて誰にもわからないのである(笑)
こんな生き方もありだなって思って元気が出てきた。
世界中が雨だったら。
たまっていたブックレビュー第一弾

世界中が雨だったら (新潮文庫 (い-92-1))世界中が雨だったら (新潮文庫 (い-92-1))
(2007/11)
市川 拓司

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市川さんの作品は、
「そのときは彼によろしく」以来だったが、
アマゾンでのレビューどおり
それとは趣向の違う作品だった。
まあ、作品名に惹かれて買ったのですがね(笑)
彼はどうも清澄な恋愛作家という印象が強いようですが、
この作品(3つの短編が入っている)は、
「愛」がテーマであると同時に、
「死」もテーマに入っているので、
少々重めの内容だ。
この中の2作品はそこまで共感できなかったが、
表題作「世界中が雨だったら」は個人的に好きな部類だった。

表紙もきれいなのだが、
市川さんの作品には、
言葉にできない美しさってのを感じることができるのだ。
それをあえて書くと、
会話や情景描写の一字一句が、
何かにおびえているかのように慎重に慎重に
書かれているのだがそれでいて、
実際は芯の通った強さがある…
そんな気がする。

「逃げることだってできたのに…」
「逃げる?」
「そうです。雨が降ったらひとは軒下に逃れます。それと同じこと」
「でも、世界中が雨だったら?」

今見えている世界って実はすごい狭い範囲だったりする。
その狭い世界の常識だけを評価の対称軸にするのではなく、
世界の外に出て、
もっと自分の弱さなんかも評価できれば
さらにいい人生を送ることができるかもしれないのですがね。

でも、実際は弱さを評価するってこと自体に、
大きな自信が必要なわけ。
「人並み」に飲み込まれない強さが…
その強さが表題作の場合主人公を
「死」に向かわしめたのかもしれない。

世界中が雨だったら…
僕はずぶぬれになるだろう。
それでも晴れが来ることを信じ続ける。
そういう強さを持ちたいものだ。
とはいいながらまったく別の道を歩みそう
(っていうか歩んでいる)ですがね(笑)

現実の苦い閉塞感などへの解決にはなっていないけど、
それを言葉にしたことで、
救われる孤独だってあるかもしれない。
あとがきにはそう書かれていた。
なるほど…


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Author:タム
こんにちは。
大学4年生になりました。
タムです。
今年も、
終点なき道を走り続ける予定…
寄り道ばっかだけどね。
そんな僕ですが、
優しく見守っていただけたらと
思います。
コメントとかもどしどし
寄せて下さい。
よろしくお願いします!!



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